話せない人

場面緘黙症と情緒不安定な日々

言葉を吐き出す手段としてのラップ

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ハートネットTVに取り上げられたりと、注目を集めている自閉症ラッパー(この呼び方が良いのかわからない)のゴメス君。

動画の半分は即興で言葉を紡ぎだすフリースタイル。自分の言葉で、思っていることを即興で話す手段としてのラップ。かっこいい!

俺に必要だったものなんて全部、すべて、生まれた時からないから。人とすべてが違いすぎた。

あまりにも人と違う人生だったから、彼の言葉が突き刺さる。「友達がいない」とか「話す相手がいなくて一人でしゃべってた」とか、普通の人の前で、普通のふりをしている人間が突然言ったら引かれそうなこと。普通の会話の中では表現しにくいことがたくさんある。

本人にとっては、真面目で、深刻なことでも、そのときの空気によって話しにくいことってたくさんある。だから、僕もこうしてツイッターやブログに自分の気持ちを一方的に吐き出してる。そういう、自己表現の手段として、ラップを選んだ。それが彼の特別なところだと思う。

自分は18年間、人と話せなかった。だから会話をするとき、話しながら考えることができなくて、声が小さくなる。ずっとラジオを聴いているような人生だったから、自分が発話者になったとき、なにも言えない。

会話は相手の話を聞いて、返すという繰り返しだけど、自分は受け取るのに精一杯で、「そうですね」と返すのがやっとだ。頭の回転を良くして、瞬発力をつけるために、一人でラップをしたり、ラジオを始めようかと思っている。